-5 食欲がないことが正常な防御反応である理由

病の時こそしっかりと、食べない事?

その理由とは?

マレイ博士の実験
からも・・・

食べない事が何より
必要と言います

米国、ミネソタ大学医学部の教授だった

M・Jマレイ博士は・・・

1975年(昭和50年)に飢餓のサハラ砂漠を
訪れて遊牧民に食糧を与えました

すると、しばらくして遊牧民はマラリアや
ブルセロージスや結核などの感染症に突然
なったことを経験し疑問に思いました???

「栄養過多がこれらの感染症を
誘発するのではないのか?  」

「日々、食べている食べ物の栄養素は
体の維持よりも病原菌の分裂や増殖に
むしろ利用されているのではないのか?」

このように感じたようです

その後・・・

色々な実験をくりかえした
マレイ博士はある重要な
ことを発見しました

そして・・・

米国臨床栄養学会誌に次の
ような論文を発表しました

「感染症をはじめ病気にかかった時
には食欲不振になるがこれは体の
防衛機構の表現である」

っとのことです

この論文発表の根拠となった
実験は次のような内容です

ネズミ100匹を何も感染していない
グループとお腹のなかに病原菌を
入れて病気にさせたグループに分けました

この2つに分けたグループをさらに
自由に食べさせるグループと・・・

チューブを胃に入れて無理に食べ
させるグループに分けました

つまり・・・

全部で4つのグループが
できたことになります

そこで、死亡率や
平均生存日数に
ついて調べています

その結果・・・?

感染させられて、自由に食べて、
胃チューブを入れて強制的に
エサをたべると・・・

死亡率93%で平均生存日数は3.9日です

感染させられて、胃チューブを入れるが
エサは何も入れないで自由に食べさせ
ると死亡率は・・・

43%で平均生存日数は8.7日です

残りの感染させられていない2つの
グループは死亡率がゼロで・・・

平均生存日数は表記されて
いませんでした

ここで重要なのは感染させられて
いる2つのグループにおいて・・・

死亡率と平均生存日数に
差がでていると言う事です

このようなネズミの実験や遊牧民の
出来事からも食べる事への影響が
分かってきます

かぜをひいたり、元気がない時に
体力をつけるためには・・・?

無理に食べることがいかに
体に悪いのかが分かります

もちろん栄養管理は
大事ですし・・・

水分も大切です

栄養は毎日の普段の生活の
中で摂ってさえいれば・・・

あえて、緊急の時にまでカロリーを
優先的に必要とするべきではありません

食べる事に執着して無理に食べていると
免疫機能へと集中できずにエネルギーが
分散してしまう為・・・

そのような行為を適切とするべきではない
事への証拠となっている事が判断できます

マレイ教授は、
「食欲がないことが人間として
動物として正常な防御反応であり
重要な役割りを果たしている  」

このように述べていますが、
僕自身も自己体験をとおして
この考え方に深く賛同しています

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