にわとりの飼育方法やエサなど
たまごを選ぶ時に・・・
必ずチェックした方が
良いことがあります
「飼育方法とエサ」です
一見、軽く考えがちですが
特に、飼育方法は一番の
ポイントだと思っています
次にエサかと思っています
飼育方法について
平飼い、放し飼いのお話
我が国では、数十年前くらいまでは
もともとお家の庭でにわとりさんを
放し飼いにしていた所もめずらしくは
ありませんでした
僕も子供の時は祖父の家に行くと
バナナが植えてある畑でにわとり
さんを放し飼いで育てていて、
朝御飯には、にわとりさんの
新鮮な卵を食べていました
そして、たまにですが・・・
そのにわとりさんのお肉を
食べたこともあります
子供の頃の僕にはそのお肉が
とても固くて食べずらかった事を
今でも覚えています
今では貴重な思いでとなっています
ケージ飼いのお話
僕が小学校の時に住んでいた
所では、学校に行く時に約2km
くらい集団登校で30分以上かけて
通っていたのですが
その道のりの途中にはたくさんの
にわとりさんがひしめいている
大きなハウスのような養鶏場が
ありました
朝の7時くらいだったかと思い
ますが、にわとりさんの鳴き声
などが聞こえていた事を覚えています
おそらく・・・
そこは卵の生産をしていた
のではないのかと思います
このような全く異なった二つの
生産方法こそがにわとりさんを
飼育する一般的な2つの生産方法
となります
- ケージ飼い
(近所の養鶏場の飼育方法) - 平飼い
(祖父の家で飼っていた飼育方法)
ケージ飼いについて、考えてみました
例えばですが・・・
六畳一間、ワンルームの部屋で
10人くらいで生活してくれと
言われたらどうでしょうか?
僕は、そういう経験が
無いので抵抗があります
きっとストレスにさらされて
家出をするかもしれません
にわとりさんの飼育方法で
あるケージ飼いとは人間で
言えばこれと同じです
とても窮屈なことです
ケージ飼いとは鶏をケージ
(鳥かご)にいれて飼う
養鶏の方法です
スーパーなどで売られている
卵のほとんどがこの飼育方法です
その割り合いはなんと
約95%になります
生産効率の高さからこの
飼育方法の割り合いが
高くなっています
ちなみに僕の近所のスーパーで
何ヵ所かまわってみて売られて
いる卵を見ても飼育方法の記載が
見当たらなかったです
ビタミンE配合だったり・・・
○○成分強化・・・
などの記載はあるのですが
個人的には、
「本当に知りたいのは
そこじゃないんだよなぁ」
と思っています
ケージ飼いの最大のメリットは
生産コストが低い事と人件費を
削減できるだけでなく、なにより
大量生産する事ができます
日本人は1人平均で年間300個以上は
食べているわけですから、きっと、
大量生産にこだわるのでしょうね
卵の生産量をあげるために
ほとんどがこの飼育方法に
なっているのが現状です
ケージ飼いは、ケージを何段も
積み重ねてぎゅうぎゅう詰めに
する方法で「バタリーケージ」
などと呼ぶ方法で身動きが
できずに羽を伸ばせません
バタリーケージによって育てられた
にわとりさんの卵は運搬されて、
スーパーなどで陳列されてから
消費者の手に渡ります
そして・・・
みなさんの食卓へと並べられて
みなさんの口に入ります
さらに・・・
にわとりさんの悲劇は
バタリーケージ、
だけではありません
くちばしの先を切り落とす
管理方法が行われています
「デビーク」や「ビークトリミング」
などと呼びます
なぜ?、そのような、一見、
引きそうになる事をする
のかと言いますと・・・
にわとりさんがお互いを
傷つけないようにする為だとは
言われています
それは、ゲージ内が狭いから
窮屈で傷つけてしまったりする
分けであって広々していれば
そのような事もきっとしないかと
思います
デビークによって口ばしを切り
落とされるとにわとりさんは
エサを食べずらくなります
それは・・・
僕の感覚だと、フォークで食べ
たいのに命令でスプーンで食べ
るよう指示されて
いやいやながら食べる・・・
それと同じ事だと、このように
感じますが、きっときっと、
不快でしょうがないです
しまいには、イライラして
手で食べるかもしれません
平飼いについて考えてみました
平飼いで飼育されている
にわとりさんは、自分の
意志で自由に動きまわる
ことができます
自分でエサを探して
食べたりもします
卵を産む時は、産卵箱などに
入って産みます
僕の行きつけの卵の生産者
さんの話では季節によって
産む数が違っていて、毎日
産むとは限らないようです
にわとりさんはの
本来の日常は・・・
日光を浴びて木に登って、
砂に体をこすりつけたりします
野生の像が水浴びをするのと
同じような感じです
夜になると目が見えなくなるので
高い所に登ったりします
これらの習性に沿った生活が
できるとにわとりさんもストレス
から解放されて健康で本来の卵を
産むことができます
「本来の卵を産める」
この環境が大切です
生産者さんから買うと殻の色、
黄身の色、卵の大きさは比較的
不揃いですが・・・、本来は
不揃いの大きさや不揃いの
殻の色や不揃いの黄身の色が
自然なことです
僕はその不揃いなところに
安心感を感じます
逆に・・・
型枠や機械で作った100円
ショップなどのまったく
同じ形をした食器類などの
ように全く同じ卵がパック
されている状態や、
全く同じ卵がパックされて
いる卵が何十個も陳列されて
いる光景に僕は違和感しか
感じません
海外ではどうでしょうか?
EUでは2012年に
バタリーケージを
全面禁止にしました
そして・・・
平飼いの生産者さんが
どんどん増えています
米国では、ケージ飼い追放の
動きがさかんにあり、米国の
マクドナルドでも2015年に
鶏卵の調達先を平飼いへと
段階的に切り替えると発表
しています
2016年には小売り大手の
ウォルマートが2025年までに
ケージフリーへと全て切り
替えると公表しました
これは、ほんの一部であり
これからもどんどんケージ
飼いから平飼いへとシフト
されているのが世界の動きです
つまり・・・
海外では平飼いや放し飼いが
主流になりつつあるのにも
関わらず日本では土地が狭い
所で低コストに生産し消費者
に届ける事で・・・
「大量生産大量廃棄時代」
から抜け出せずにいます
僕もお仕事であちこち行く時に
色々と卵の自動販売機を直接
探したりします
現状は飼育方法やエサが書いて
ない商品がほとんどであり、
情報不足の無人販売ばかりです
予想通り、近所のスーパーでは
こだわりの卵は見つけられませ
んでした
店員さんに飼育方法を聞いても
「飼育方法???」って感じで
調べてくれるような雰囲気すら
ありませんでした
逆に変な人に見られたようです
このあたりも、生産者さんや販売店が
消費者のなかには、このようなことに
目を向ける人がいることを感じて
いない証拠の一部です
僕は、行きつけの無人販売へは
仕事中についでに寄ってみて
購入するのですが・・・
周囲の人はその卵の値段に
ビックリしたりします
「高いね・・」と言います
昭和40年くらいまででしょうか?
(僕の個人的な感覚です)
あたりまえだった平飼いや
放し飼いがケージ飼いへと
なりその値段に消費者も
慣れています
栄養価の高いはずの卵が何と何と、
10個で100円や150円が当たり前だと
思っている人達が多いですよね
イオンは2020年2月から自社ブランドで
平飼い卵を販売すると発表した事が
あります
一部ではそのような良い情報もあります
このような違いを十分受け止めて
自分自身の健康や子供の健康や
家族の健康へ向き合うことが大切
だとあらためて感じています
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