⑭ 牛乳の製造方法のナゾー2

4つの胃の構造と
役割りについて。

1つ目の胃袋、
ルーメン
(部位名ではミノ)

最も大きくて胃全体の8割を
占めているのがルーメンです

「こぶ胃」などとも呼ばれます

食道とつながっている為、多数
の微生物が共生しています

その微生物の作用によって
植物の繊維を栄養素として
吸収できるように、発酵し
分解することが役目です

2つ目の胃袋、蜂巣胃
(部位名ではハチノス)

蜂巣胃ではポンプのような
収縮を繰り返すことから第1の
胃で消化しづらかった食物を
食道や口まで押し戻すのが役目です

口まで押し戻された食べ物は
もう一度噛み直されて、再び
第2の胃へと戻ってきます

3つ目の胃袋、葉状胃
(部位名ではセンマイ)

葉が何枚も重なったような
ひだがある構造が特徴的です

3つ目の胃袋は、このひだが
食べ物を選別し、消化しやすい
ものは4つ目の胃袋へ、

まだ次に行かせられない
大きな消化物は第2の
胃袋へと戻す事が役目です

水分や栄養を吸収する事も
大きな役目です

4つ目の胃袋、アボマズム
(部位名はギアラ)

アボマズムであるギアラは
「しわ胃」とも呼ばれます
成牛においては1割以下です

ですが、子牛では、胃全体の
7割を占めます。人間の胃袋と
近い働きをしていて胃液によって
消化・吸収するのが役目です

このように牛には4つの胃袋が
ありますそれぞれに役割りが
あってゆっくりと消化していく
ことを好んでいます

しかし、穀物は消化が早くて
うまく噛み合いません

ちなみに、牧草で育った牛乳などは
一般的な市場価格から比べると4倍
以上になることが当たり前です

このように多くの人が牛乳を
毎日のようにたくさん飲む分け
ですから、今から生産体制を
変化させることは難しいでしょう

それに、手頃な値段でないと
飲めない人がほとんどだと
思います

色々な事情が理由となって
このようになっています

そのことを、あなたは
どのように解釈しますか?

まとめますと

現実は牛乳の大量消費が必要。

だからこそ大量生産をしな
ければいけないこのような
大人の事情は僕でも理解は
できます

そうなると、牛乳を大量生産する
ためには牛を育てることが、、、
「原っぱではなく牛舎になって
しまう」このような現実的な畜産
方法も仕方のないことかもしれません

さらに排出物の尿や便など衛生
管理を考えると総じて抗生物質に
頼ってしまう

このような大人の事情も理解は
できます。しかし、それで良いの
でしょうか?

僕は素直には良いとは思って
いません。問題は牛がストレス
状態で飼育されてしまうこと
などや抗生物質が体内に入って
しまうことなどです

このような問題点は直接的に
消費者となる私達の体内に
取り込まれてしまう

そのことを念頭に置かなければ
いけないと言う事実です

本当は、牧草を食べて消化する
ことに適した牛体になっていること

その証拠と言えるのが胃が
4つあると言う事実です

そこのところを認識した時に
あなたが個人としてどのような
結論で考察をするのかが、
きっと必要かと思っています

ココまで読んでいただきまして
ありがとうございました!!

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