-33 手書きの効果、ブローカ野

手書きの効果とブローカ野

大学の授業を受ける時に、
ノートパソコンやタブレットなどに
直接入力している人達が
どんどん増えています

そして、この流れはどんどん
定着していくものだと思います

このようなペーバーレス社会が
現実的に、既になってきています

ノートだと、どんどん場所を取って
保管が大変でめんどくさくて・・・
そのうちノートが古くなったりします

一方、ノートパソコンやタブレットの
場合はそのような心配はありません
仲間との情報の共有も簡単になります

このようにノートパソコンと
タブレットはメリットだらけです

それに、紙媒体だと環境への
影響も指摘されています

ところが・・・

記憶力と学習効果に
注目して見ると・・・
そうはいきません

あきらかにノートに直接書くことで
記憶力と学習効果が高まることが
分かっています

紙に書く行為が脳内でしっかりと
学習効果に差をつけているのです

どういう事かと言いますと・・・

紙に書いているとブローカ野と
呼ばれる言語処理に関係する
部位が活性化します

ブローカ野???
ブローカ野なんて

聴きなれない言葉ですよね

実際にMRIで脳の活性箇所を見てみるとノートに書いた時にブローカ野との関係性が化学的に分かっています

例えば・・・

ノルウエーのスタブァンゲル大学と
フランスのマルセイユ大学の
共同研究で発表されています

手書きとタイピングのグループに分けて
3週間、6週間と暗記力を比較した結果
手書きのグループの方が記憶力に
おいて優れた効果があったのです

さらに・・・

欧米のカリフォルニア大学と
ロサンゼルス大学の共同研究
での比較検証した結果です

ノートパソコングループと手書き
グループでは後者の手書き
グループの方が記憶力が良くて
学習効果も良くて実際に
成績が良かったのです

例えば・・・

漢字を覚える時にノートパソコンや
タブレットで何回も何回も、
山 山 山・・、川 川 川・・、などと

タイピングしても頭に
記憶できる気がしません

実際にこの時は記憶をする
能力は低くなっています

やはり・・・

ノートに何回も何回も、山 山 山・・、
川 川 川・・、と書くことで長期間の
記憶ができます

僕は、普段は、ノートパソコンや
タブレットなどで書く作業を行い
重要なことのみはノートに書くことで
時短につながるのではと取り組んでいます

  1. タブレットなどの場合はデータが
    共有できるメリットを生かします
  2. 合わせてノートに記入する
    ポイントも抑えておきます

書く作業は言語処理にかかわる
ブローカ野を活性化できますので
この2つの特徴を生かして・・・

ハイブリッド式の感覚で取り組む方法が
今時の良い方法だと思っています

いずれにしても、それぞれのメリットを
整理して、理解しておくことで色々と
やってみてしっくりときます

この方法が自分にはあっていると
思える方法を認識し実行するのが
より効率の良い活かし方では
ないでしょうか?

あなたはブローカ野の活かし方を
どのように思いますか?

この機会にペーバーレスへの
取り組みとノートなどの
紙媒体への姿勢を考察して
みてはいかがでしょうか?

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