⑤ 乳糖不耐性(後編)

乳糖不耐性(後編)

乳糖不耐症の人種と乳糖の分解、
消化、吸収に適応している人種に
分かれていますが、なぜ、人種に
よってラクターゼの分泌量に
違いがあるのでしょうか?

地理的な事情とは何でしょうか?

酪農派

欧米人は主に酪農を行ってきた
ことから適応しやすいようです

つまり、欧米人は酪農をおこない
牧草で育った牛の健康的な牛乳から
栄養を補っていました

牛乳のカルシウムが
貴重な栄養源だったのです

欧米人は牛乳の乳糖である
ラクトースをしっかりと
体内のラクターゼが分解し、
吸収することができる体質で
あったことが分かっています

海に囲まれた島国

一方、日本はと言いますと
日本は海に囲まれていますので
魚を食べてカルシウムなどの
ミネラルを摂っていました

酪農に頼らなくても海の恵みを
受けて魚からカルシウムを確保
できていたのです
正に、地理的な事情です

もちろん人種に限らず個体差は
あるのですが、大方そのような
体質となっていったのです

チェックポイントとして、
取り合えずは牛乳を飲んでみて
腹痛や下痢になっていれば
おそらくは乳糖不耐症でしょう

ポイントはこの症状の良い所は
症状が分かりやすいところです

症状が出る以上は牛乳を
飲まなければ良いだけです

ところが、問題は無理に牛乳から
カルシウムを摂ろうとしてしまうと
言う浅はかな端的な行動です

なんと、体調が悪化してでも
飲もうとする人がいらっしゃいます

日本人は真面目と言いますか?
我慢強いと言いますか?

魚なり、サプリメントなり味噌
からなり他にもあるのになぜか
牛乳に一直線となってしまうのです

だからこそかえって被害にあって
しまう例は少なくないですよね

このようにかたくなに牛乳から
カルシウムを求めてしまう方は
乳糖が体に及ぼす影響を、一度、
理解する必要があります

まとめますと

人間を含めた哺乳動物は離乳と
共に「乳(にゅう)」から離れる
遺伝プログラムがあります

逆らわずにそれに従う事が大切です

ちゃんとアミラーゼの分泌が
増えて食べ物から栄養を補える
ようになりますので安心しても
良い分けです

アミラーゼの分泌が増えると
言うことは食べ物からしっかりと
栄養を分解し消化吸収できると
いうこととなります

体質に合わないのに逆らうから
下痢や腹痛になってしまう分けです

もしくは、牛乳の栄養キャンペーンの
宣伝広告によって印象的なカルシウムに
引き付けられてします

良いことだと思って飲んでしまう
日本人の真面目さが裏目にでてしまう

そのような一つの事例となっています

いずれにしても牛乳は大人の飲み物
ではないと認識してなるべく避ける事が
重要です

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