4つの胃の構造と役割り
1つ目の胃袋、ルーメン
(部位名ではミノ)
最も大きくて胃全体の
8割を占めています
こぶ胃などと呼ばれます
食道とつながっている為、
多数の微生物が共生しています
その微生物の作用によって
植物の繊維を栄養素として
吸収できるように、発酵、
分解する事が役目です
2つ目の胃袋、蜂巣胃
(部位名ではハチノス)
蜂巣胃ではポンプのような
収縮を繰り返すことから第1の
胃では消化しづらかった食物を
食道や口まで押し戻すのが役目です
口まで押し戻された食べ物は
もう一度噛み直されて、再び
第2の胃へと戻ってきます
3つ目の胃袋、葉状胃
(部位名ではセンマイ)
葉が何枚も重なったような
ひだがある構造が特徴的です
3つ目の胃袋は、このひだが
食べ物を選別し、消化しやすい
ものは4つ目の胃袋へまだ次に
行かせられない大きな消化物は
第2の胃袋へと戻す事が役目です
水分や栄養を吸収する事も
大きな役目です
4つ目の胃袋、アボマズム
(部位名はギアラ)
しわ胃とも呼ばれます
成牛においては1割以下ですが
子牛では胃全体の7割を占めます
人間の胃袋と近い働きをしていて
胃液によって消化・吸収するのが
役目です
このように4つの胃袋があります
それぞれに役割りがありゆっくり
と消化していくことを好んでいます
しかし、穀物は消化が早くてうまく
噛み合いません。ちなみに牧草で
育った牛乳などは一般的な市場価格
から比べると4倍以上になる事が
当たり前です
このように多くの人が毎日毎日
たくさん飲む分けですから今から
生産体制を変化させることは
難しい気がします
それに、安価な値段でないと飲め
ない人がほとんどだと思います
色々な事情が理由となってこの
ようになっていますがあなたは
どのように解釈しますか?
まとめますと・・・
現実は牛乳の大量消費が必要だから
大量生産しなければいけない
このような事情は理解はできます
そうなると牛乳を大量生産する為
には牛を育てることが、、
「原っぱではなく牛舎になってしまう」
このような畜産方法も仕方のない事かも
しれません
さらに、排出物の尿や便など衛生管理を
考えると、抗生物質に頼ってしまって
しまうこのような事情も理解はできます
しかし、それで良いのでしょうか?
問題は牛がストレス状態で飼育されて
しまうこと、抗生物質が体内に入って
しまうことこのような問題点は直接的
に消費者となる私達の体内に取り込ま
れてしまう
ことを念頭に置かなければいけないと
言う事実です
本当は、牧草を食べて消化することに
適した牛体になっていること。。胃が
4つある分けです
そこのところを認識して、
今後、考えてみることは
必要かと思っています
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